家原寺
金堂(文殊堂)
家原寺
 飛鳥・奈良時代の名僧行基は、この地で生まれ数多くの社会事業を推し進めた。僧侶として民間布教を行うとともに、農業・土木・交通・医療等の福祉事業にも尽力し、生前から菩薩と呼ばれていた。
 行基は、生涯で49の寺院を建てた。家原寺は、慶雲元年(704)に自身の生家を寺として開いたもので、行基の活動の原点とされた。本尊の文殊菩薩は「知恵の文殊」として、一年を通して数多くの参拝者があり、特に多くの学生が合格祈願に訪れることで非常に有名である。
 行基が灌漑利水の施設を多く作り、農業生産の向上を指導したことなど、その出身と事業を描いた、家原寺所蔵の「行基菩薩行状絵伝」三幅は、国の重要文化財に指定されている。また、この境内は大阪府指定の文化財(史跡)となっている。
 毎年行われる1月14日15日(小正月)の大左義長法会は、「家原のとんどまつり」として知られ、多くの参拝者が昇運や無病息災を願って訪れる。
                                                          堺市
南大門
金剛力士(吽形) 金剛力士(阿形)
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大師真言宗中院 不動堂
不動明王
水かけ清水地蔵
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